【ガラパゴス旅行記】5日目 チャールズ・ダーウィン研究所
【五日目】2/3 Mon.
7:15- 朝食@船内
8:00- サンタクルス島
・チャールズダーウィン研究所
・プエルト・アヨラでショッピング
11:15- バス移動
・サトウキビ農園、ラム酒工場見学
13:00- 昼食@ハイランド地区のレストラン
・洞窟見学
14:30- 野生のゾウガメの生息地へ
19:15- ブリーフィング
19:45- 夕食@船内(サプライズ!)
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さぁ、いよいよお待ちかね!
今日は、待ちに待った、サンタ・クルス島への上陸の日!!!
サンタ・クルス島は、ガラパゴス諸島でもっとも人口の多い島であり、今回の旅行で上陸する島の中で唯一野生のゾウガメに会える島でもあります。
朝からオットは興奮気味。戦の前の腹ごしらえといわんばかりに、ビュッフェスタイルの朝食をモリモリ食べて、準備もカンペキです!
潜入!チャールズ・ダーウィン研究所
今回は、ちゃんとした桟橋から上陸。
ガラパゴス諸島最大の街プエルト・アヨラから、バスでチャールズ・ダーウィン研究所の入口へ向かいます。
さぁ、ドキドキしてきました。
Iさんが、研究所内のトレイル沿いの植物についても説明してくれますが、オットが「植物はいいから早くカメを!!!」と心の中で叫んでいるのが聞こえてくるようで、ツマも落ち着きません。
そして、いよいよ…。
子ガメの飼育場
きたー!!! ついにゾウガメの飼育場にやってきました!!!
オットの目が怖いです!!!
鉄柵の向こうには、たくさんのガラパゴス・ゾウガメのこどもたちが…!!!
各飼育スペースごとに、各島から採取された子ガメたちが管理・飼育されていて、いつどこで採取した子カメなのかが書かれた表札が付いています。
ちなみに、飼育スペースに網がかかっているのは、猫などから守るためだそうです。
慎重に観察してみたのですが、ツマの観察眼がなってないせいか、カメたちがまだ小さいせいか、島ごとの違いはよくわかりませんでした。ダメだ…。
ロンサム・ジョージの飼育場
ガラパゴス諸島のゾウガメは、その島ごとの環境に合わせて進化し、15亜種に分化しました。
しかし、人間が食用として乱獲したり、人間が連れ込んだ家畜(ヤギとかブタとか)がゾウガメのエサとなる植物を食べ尽くしてしまったりして、そのうちの4種は絶滅。
ピンタ島のゾウガメも絶滅したと思われていましたが、1971年に一頭のオスのゾウガメが発見されました。
彼はチャールズ・ダーウィン研究所に運ばれ「ロンサム・ジョージ(孤独なジョージ)」という、なんだか淋しくなるような愛称で呼ばれるように。
ロンサム・ジョージの遺伝子を絶やさないために、チャールズ・ダーウィン研究所は、彼を、ピンタ島に近いイザベラ島のメス2頭や、遺伝子研究によって近縁だとわかったエスパニョーラ島のメス2頭と同居させました。しかし、結局家族を増やすことはできず。
2012年6月24日にロンサム・ジョージは亡くなってしまいました。
推定年齢は100歳以上だったそうです。
子ガメの飼育場の次にやってきたのは、かつてロンサム・ジョージがいた飼育場。
特別広い飼育場に、一頭メスがいるのが見えましたが、なんとも殺風景です。
地球上に自分の仲間が一頭もいなくなって、ひとりぽっちですごしている間、どんな気持ちだったんだろうね…。
ただ、wikiによれば、
2012年11月19日の報道によると、エール大学の研究チームがイサベラ島のウォルフ火山付近に生息するゾウガメの遺伝子を調べた結果、1667頭のうち17頭の遺伝子にピンタゾウガメのDNA断片が混入している事実を突き止めた。
17頭の内訳はオス3頭、メス9頭、子ども(20歳未満)5頭であり、特に子どもの存在は純血種が存在する可能性を示しているという。
ということ。
ロンサム・ジョージと同じ、ピンタ島のゾウガメがまだいるんでしょうか。
いてほしいな。申し訳ない。
あっちもゾウガメ、こっちもゾウガメ
ロンサム・ジョージに思いをはせて、ひとり湿っぽくなっていたツマですが、気を取り直して次の飼育場へ。
するとトレイル沿いに、たくさんのゾウガメたちが!!!
なんだか…。
顔、怖い…。
ちょっとビビッていたら、ガイドのIさんが「ガラパゴスゾウガメはETのモデルにもなったんですよ」と教えてくれました。
なるほど、ガラパゴスゾウガメはエイリアン顔なのか…。
うちのアルダブラゾウガメの野分ちゃんとはえらい違いだ…。
でも、ひとことにガラパゴスゾウガメといっても、よく見ればいろんな顔をしています。
この方はなんだか陽気そう。
この方はなんだかとっても…。
色っぽいな…。
こちらの方々はがんばっています。
柵の向こうから感じる静かな視線。
じー…。
水に浸かって気持ちよさそうにしている、鞍型の甲羅の方もいらっしゃれば、
もうすっかりダラーッとしている、ドーム型の甲羅の方もいらっしゃいます。
その傍らで、結構な高さの崖を上るおしりを発見。
必死感が伝わってくる、ステキなおしりです。
戦に敗れたかのようなボロボロの甲羅の方々も…。
いったい何があったのでしょうか…。
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