【ガラパゴス旅行記】4日目　サンタ・フェ島

【四日目】2/2 Sun.
7:15- 朝食@船内
AM サンタ・フェ島（ウェットランディング）
シュノーケリング
昼食@船内
PM サウス・プラザ島（ドライランディング）
サンセットカクテル
夕食@船内

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クルーズ船というのは、本っ当に至れり尽くせりで。

オット＆ツマが大興奮＆疲労で爆睡している間に、サンタクルス号は、次の上陸地サンタ・フェ島沖に移動しておいてくれます。

クルーには日本語が通じないので、会話は表情とボディランゲージでなんとかするしかありませんが、「海外来るんだったら英語くらい勉強しとけよ！」と怒ることもなく、ほぼ100%理解してくれます。

食事は豪勢＆ボリューミーだし、食事やアクティビティで船室を離れる度に、すぐにクリーニング（部屋の掃除＆ベッドメイク）が入ります。あまりのタイミングのよさに、船室に監視カメラでも付いているんじゃないかと不安になるくらいです。

旅行慣れしているマダムたちと違って、旅行慣れしていない一般庶民のオット＆ツマには、ある意味開き直りに似た心持ちが求められます。

まぁ、人間、贅沢に慣れるのは「すぐ」ですけど。。。

クラブツーリズムのツアー参加者9名＋添乗員さん1名＋日本人ガイドIさんの11名からなる、チームあほうどりは、毎晩夕食前に”ブリーフィング”を行います。

ブリーフィングでは、添乗員さんNちゃんお手製の、A4サイズのコピー用紙1枚の”しおり”が配られます。そのしおりを見ながら、翌日上陸予定の島についての予習したり、翌日予定されているアクティビティや、各アクティビティに必要な持ち物、注意事項などの説明を受けるのです。

Nちゃんは、ガラパゴスツアーの担当だけをしているわけではないそうですが、本当に旅慣れていて頼もしいです。オット＆ツマはすっかりNちゃん＆Iさんのファンに。

サンタ・フェ島上陸

そんなわけで、朝はバイキング形式の朝食をモリモリ食べて、ブリーフィングでもらった”しおり”を確認しながらササッと荷造りをして、ライフジャケットを装着して、ゴムボートに乗り込みます。

本日、午前中は、サンタ・フェ島にウェットランディングで上陸です！

今日もとってもいい天気で、波も穏やか。

「サンタ・フェって、宮沢りえの写真集あったよね～」

なんて、みんなで和やかに話していると、その後ろの岩場に――

「ペリカン！！！」

「アオアシカツオドリ！！！」

写真では、ツマのカメラの腕が悪くて、足が白っぽく写っていますが、肉眼で見ると本当に鮮やかな青！

ガラパゴス2日目にして、3種のカツオドリの内2種類を見ることができて、鳥好きなツマは感動です。

ビーチでアシカとゴロ寝

サンタ・フェ島は、キレイな白砂のビーチが広がっています。

昨日の激しいウェットランディングはなんだったんだろうと思うくらい、マダムたちも難なく上陸。

ビーチでは、穏やかな波の音を聞きながら、アシカの親子が、のんびりゴロゴロ…。

オット&ツマも、一緒にゴロゴロ…。

川の字でゴロゴロしながらの写真撮影は、ツマのあこがれでしたが、実際の撮影現場はちょっと間抜けな感じです；

しかも、アシカのいるビーチは、とってもくさいです！

キレイな白浜で和やかに寝転がっているように見えるかもしれませんが、場所と風向きによっては、なかなか強烈な匂いがします。匂いの原因は、もちろんアシカの排泄物。寝転がれる場所を探すのだって、なかなかタイヘンなのです。

演技派のアオメバト

ひとしきり写真を撮ったら、さっそく散策開始。

サンタ・フェ島のトレイルは、美しいビーチの片隅から、すっかり葉っぱを落として乾燥気味の林の中へと続いています。

林に入ってすぐに、地面にうずくまっている鳥――アオメバトを発見。

「これ、弱ったフリをしているんです。演技ですよ、演技」

Iさんの解説によると、彼女（彼？）がうずくまっている奥にヒナのいる巣があって、ヒナが狙われないように自分がオトリになっているのだとか。

何も考えてないような顔で、さりげなく命を張っているなんて、健気すぎる…。

ツマはすっかりアオメバトのファンになってしまいました。

モデル顔負けのリクイグアナ

さて。

それまで歩いていたビーチや、乾燥気味の林とは、少し風景が変わってきた頃。

鳥好きのツマが、アオアシカツオドリやアオメバトに感動しているのを、人事のように眺めていたオットに、ついに感動の瞬間がやってきました。

何かを予感させるように現れた、何本もの大きなウチワサボテン。

何かを説明するために足を止めたIさんが、サボテンの根元を指差します。

そう。

そこには――

リクイグアナ！！！

それも、一匹や二匹じゃありません。

地面と似たような色なので、ちょっと見つけにくいですが、あちこちにリクイグアナ、リクイグアナ、リクイグアナ…！！！

漂う”大物感”。

人間が近づいても微動だにせず、ポージングの練習でもしているんじゃないかってくらい、どう写真を撮っても様になっています。

カッコよすぎるだろ、おい…。

オットは夢中になって探し回り、眺めまくり…。

夏休みにカブトムシ探してる少年みたいに大興奮。

よかったねぇ！！！

さりげなく、ヨウガントカゲも。

ヨウガントカゲは島によって模様が違いますが、どのコもキュート。”腕立て伏せ”で威嚇しながら、フェロモンを撒き散らしているとしか思えません。

やっぱりツマは、トカゲの方が好きだなぁ。

みんなで聖の木を嗅いでみる

ひとしきりリクイグアナに大興奮した後。

再び林の中に入っていくと、キレイな白い木――パロサントが現れます。

パロサントは、別名”聖の木”。

みんなで樹液を嗅いでみると、アロマエッセンスのような強い芳香。

昔、聖地巡礼をしていた旅人が、お風呂にも入れない長旅による体臭を消すために、この樹液を使ったのだそうです。

アシカってやつは…

散策を終えて、再びビーチに戻ってくると、アシカが増えていました。

こちらは親子でゴロゴロ…。

頭隠してナントヤラ…。

アシカってやつは、とにかくゴロゴロしています。

あっちにゴロゴロ、こっちにゴロゴロ…。

なんとも平和です。

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