【ガラパゴス旅行記】4日目-2 サウス・プラザ島
【四日目】2/2 Sun.
7:15- 朝食@船内
AM サンタ・フェ島(ウェットランディング)
シュノーケリング
昼食@船内
PM サウス・プラザ島(ドライランディング)
サンセットカクテル
夕食@船内
———-
午前の散策の後、いったんサンタクルス号に戻ってウェットスーツに着替え、サンタ・フェ島の周辺でシュノーケリングをしました。
ツマにとっては、生まれて初めてのシュノーケリング。
普段運動をしないので、ジャージを着るだけでもなんだかソワソワするのに、ウェットスーツなんか着たらもうドキドキしすぎて、それだけで疲れてしまいます。
シュノーケリングをする体力がない人は、ビーチを散策することもできたのですが、ここまで来て海に入らないなんてもったいない! 大阪人的思考回路が「海に入っておけ」と言っていたので、素直に従うことにしました。
いったん海に入ってしまえば、泳ぎは得意なので、特に問題もなく。
もぐっていると、近くの岩場で休んでいたアシカが急に海に飛び込んできて、脇をすり抜けていくというステキ体験も。アオアシカツオドリもエサをとるために飛び込んでくるので、水中で狩りの様子を観察することもできました。エキサイティング!
シュノーケリングの後は、ランチをもりもり食べて、少し昼寝休憩をとって、午後の散策に備えます。
遊びのために、昼寝をして体力を回復させるなんて、小学生の頃の夏休みに戻ったようです。
サウス・プラザ島上陸
午後は、サウス・プラザ島にドライランディングで上陸です!
もはや当たり前のように、アシカがくつろいでいます。
どこにでもいるな、アシカ。。。
サウス・プラザ島は、サンタ・クルス島からわずか400mのところにある島。
全長500m程度の小さな島ですが、リクイグアナの生息数が多く、以前ウミイグアナのオスとリクイグアナのメスの交雑種”ハイブリッドイグアナ”が見つかった島ということで、オットは大興奮!
アカメカモメのベビーにツマとろける
オットの期待をよそに、上陸地点の周辺にはアカメカモメの姿が目立ちます。
桟橋の脇にもアカメカモメ。
岩場の影にもアカメカモメ。
ウチワサボテンの下にもアカメカモメ。
「んんっ! これは…」
絶賛子育て中でした。
かぁわい~!!!
でも、地べたでくつろいでいて、アシカに襲われたりはしないんでしょうか…。
リクイグアナの楽園
サウス・プラザ島は、オットの期待も裏切りません。
ちょっとトレイルを歩けば、サンタ・フェ島とは比べ物にならないほどのリクイグアナが!!!
リクイグアナのエサは、ウチワサボテン。
ウチワサボテンは、イグアナに食べられてしまわないように、地面に近い部分が硬く進化しています。だからリクイグアナたちは、みんなしてウチワサボテンの下に陣取って、サボテンの枝が落ちてくるのを、ただひたすらに待っているのです。
静かで気の長い戦いです。
かと思えば、何もないところで、岩を枕にしてくつろいでいるリクイグアナもいっぱい。
まさにイグアナの楽園です。
海鳥の楽園
サウス・プラザ島は、地面が平坦で歩きやすい反面、影がないので日差しが強烈。
ガラパゴスは、暑さはそれほど気にならないのですが、何も気にしないで外に出ているとすぐに真っ黒になってしまいます。
日焼け止め、サングラス、帽子、水分が欠かせないのはもちろん、ちょっとかっこ悪いけど、首にタオルを巻いたり、帽子の上からタオルをかぶって”ほっかむりスタイル”になったり、各自工夫しながらの散策です。
トレイルのUターンポイント付近には、またもやアシカ。
本当にどこでも寝てるなぁ…。
でもどうやってここまで来たんだろう…。
なにしろ、彼らが寝ているのは、こんな場所。
って、ちょっと待て!
崖の下にいるあの鳥は…ナスカカツオドリ!!!
ガラパゴスの三種のカツオドリ、全部見ちゃったよ…感動!!!
一番好きなのはアオアシカツオドリだけど、どのカツオドリもシュッとしていてカッコいいです。
いろんな鳥がいますが、どうやらこのあたりはアカメカモメの楽園のようです。
リクイグアナでおなかいっぱい
往路はもちろん、復路もリクイグアナだらけ。
リクイグアナと一言で言っても、いろんなコがいます。
デブデブだったり、シュッとしていたり、ひょうきんな顔をしていたり。
日曜日のお父さんみたいにまったりしていたり、バーのマスターみたいに語り出しそうだったり…。
ただ、なんか、あんまりいすぎて飽きる感動は薄れてきます。
リクイグアナを眺めながら歩いていると、前方でアシカが暴れていました。
何かと思って近づくと…。
育児放棄でした。
赤ちゃんアシカが、母親らしいアシカに近寄るのですが、母親アシカは吠えたり叩いたりして全力拒否。赤ちゃんアシカの首もとの傷は、母親アシカにやられたに違いありません。
ガイドのIさん曰く、赤ちゃんアシカに何か別の匂いが付いてしまって、母親が自分のこどもだと認識できなくなっているのかもしれない、とのことでした。
わたしたちは、規定によりアシカに近づくこともできないので、何もしてあげられません。
周りに、こんな仲良し親子がいると、余計になんとも言えない気持ちにさせられます。
自らトレイルに近づいてくる、好奇心旺盛なコも。どうやらカメラに興味をもったようです。
かわいいけど、近づいてはいけないので、人間の方が焦って逃げ出すことに。
帰り際、アシカにまとわり付くキイロムシクイも見かけました。
アシカにまとわりつく虫を狙っている、小さな黄色い鳥です。アシカにとっては、虫を取ってもらえるのはありがたいんだけど、ちょっと鬱陶しくもあるようです。
ちょっぴり切ない思いで船に帰ると、今日はサンセットカクテルが用意されていました。
おしゃれー⭐︎
うちは、オットがお酒をまったく飲まないので、一緒にゆっくり晩酌をすることもないから、こんなシチュエーションにはなんだかオドオドしてしまいます。
とはいえ、お酒大好きなツマは大喜び。オットもノンアルコールカクテルをいただきながら、ガラパゴスに沈む夕日を眺めます。
なにげないこんな時間が、一番贅沢な気がします。
が、その後にも、畳み掛けるように、豪勢な夕食が待っているのです。
これを平らげたら、また倒れるように就寝です。
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