口の中ロックオン

リクガメを飼っているのは、オット。

とはいえ、オットは会社勤め、ツマは自宅勤務。となれば、カメたちと一緒にすごす時間は、ツマの方が圧倒的に多いわけで。

オットと暮らし始めて、そろそろ2年。

カメのこともちょっとずつわかってきています。
というか、わからざるをえないよなぁ。

寒い日は「カメ部屋の暖房強めて」ってメール来るから、体感温度どれくらいがカメにいいのかもだいたいわかってくるし。オットが寝坊したら「悪いけど、エサあげといて」ってメール来るから、カメのエサの献立や量もわかってくる。エサあげたら、その後は放置でいいんだろうけど、あげたらあげたで、食いつきがいいかどうかも気になって見ちゃう。好みがわかってきたら、自宅仕事の合間の気分転換にカメを眺めては「おやつでもあげるか」って、あげちゃう自分がいるし。

今日も、一段と寒いので、カメ小屋に首を突っ込んで温度を確認。
そしたら温度は問題なさそうなんだけど、床がぐしょぬれなわけ。

なにもわからない頃なら、
「加湿器の水漏れ？」
って思ったかも。

でも、今のツマは違う。
「あぁ、ゾウガメのおしっこだ…」
特に匂いはないんだけど、悲しいかな、即理解。

その後、ティッシュやタオルじゃなく、ペットシートを選んで床をふく自分に、
「もうすっかり、リクガメお世話係だよなぁ」
と、しみじみ思っちゃいました。

ツマの苦悩を知ってか知らずか、カメたちは今日も元気です。
ただ、やっぱり寒さがこたえるのか、動きはかなりのろのろ。

ふだんはすごい勢いで食べるアルダブラゾウガメの、ブルドーザー野分にカメラを向けても、

口をあけた瞬間を狙って撮れるくらいです。

って、これじゃ伝わらないか…すみませぬ。

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