ヘルマン女子とのお別れ
ついさっき、里帰りにあたっての「お別れ記事」を書いたばかりなのですが、どうしてもこのことは今日中に記事にしてしまいたいと思い、もう一記事書くことにしました。
このこと タイトル通り、ヘルマン女子とのお別れです。
ことの発端は一昨日、9/28の朝。
オットから「おはよー!」と、こんな写メが送られてきていました。
夏目の産卵報告メールです。
抱卵が確認できてから、食欲がない状態が長かったので、排卵促進剤のようなものを飲ませてもらったのは知っていました。
だから、ようやく産卵することができたのだと、ホッとしたのですが…問題なのは卵が1個だけだったということ。
卵が詰まっている可能性があり、引き続き見守ることになりました。
なのに…。
2日後の今日の朝。
オットからこんなメールが。
「ごめん、ツマさん。
夏目死んじゃった」
寝起きで見たので、寝ぼけて見間違えたのか、冗談かと思いました。
でも、冗談で言える内容ではありません。
オットによると、昨日はエサを食べていたそうなのですが、今朝起きたら死んでいたと。原因はおそらく卵づまり。
夏目の顔を見たくて、写真を送ってほしいと頼んだのですが、すでに埋めてしまったとのことでした…きっと、わたし以上に、オットはやりきれない思いだったのでしょう。
もし別のエサで育ててあげていたら、卵づまりなんて起こさなかったのかもしれない…。
もしもっと注意深く観察してあげていたら、何かしらのシグナルに気づいてあげられたかもしれない…。
もし夏目を漱石と一緒にしていたら。もし夏目が最後に残したたった一個の卵が有精卵だったなら、夏目の命をつなぐことができていたかもしれない…。
もし、もし、もし…。
いろいろな可能性を考えては、後悔で胸が押しつぶされそうです。
もともと音と夏目は、漱石とのブリーディングが目的で飼われたコたちでした。
それが、音は体調を崩すし、夏目は死んでしまうし…。
オットはすっかり意気消沈。
今回のことをきっかけに、残った音を、ベテランのブリーダーさんにお譲りすることに決めたとのことでした。
もちろん、音は家族ですから、引き止めたい気持ちはありましたが、ヒガシヘルマンのメスの貴重さも聞いて知っていたので、個人的な感情だけに従って引き止めることはできませんでした。
貴重な種の、貴重な命。
音にとっての幸せを、本人に直接確認することはできません。オットと私のエゴかもしれませんが、ブリーダーさんに、音の命を無事に次の世代につないでほしいと思っての選択でした。
直接お別れできないのがツラくて仕方ありませんが、ブリーダーさんの元に連れて行かれる前に、オットに音の写メを送ってもらいました。
夏目に比べると目が小さくて、ひときわゆっくりゴハンを食べる、おっとりしたオンナノコ。写真を見ていると、一緒にすごした日々が思い出されて、まだツラくてたまりません。
どんな生き物を飼う時にも思うことですが、音と夏目は、わたしたちと暮らしていてしあわせだったのでしょうか。
いたらない飼い主でごめんね。
オットとわたしは、あなたたちと会えてとってもしあわせだったよ。
本当にありがとう。
どうか新しい飼い主さんの元で、かわいがってもらってね。
今以上に、しあわせに暮らしていけますように。
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Comment
ツマさん。
突然の悲報で、何と書いたら良いのかわかりませんが、私は夏目さんはツマさんとオットさんと一緒に暮らせて幸せだったと思います。
らすた
らすたさん、こんにちは♪
あたたかいコメントありがとうございます!
わたしも、突然のことすぎて、また夏目の最期に立ち会ってあげることができなかったこともあって、まだ受け止めきれていない部分があります。
でも(ありがちな結論で恥ずかしいですが)今生きているコたちと暮らせることに感謝し、今回の経験を、今後へのエネルギーに変えていくしかないのかな…と思っています。
私がカメだったらツマさん達の家で飼って欲しいです。
そんな家で生活できた夏目ちゃんは絶対に幸せだったはず!!
もちろん他の子達も(^^)
音ちゃんもこの家に来れた幸運の持ち主だから、新しい飼い主さんにも可愛がってもいもらえると思います!!
ツマさん季節のかわりめなので体に気を付けて下さいね(^^)
あきさん、こんにちは♪
うれしいコメントありがとうございます。
音や夏目がそう感じてくれていたのなら、わたしもしあわせです。カメたちと話ができて、直接聞けたらなぁ…と妄想する毎日です(´-`;)
わたしは何があっても食欲が落ちないタイプなので、おいしいものにあふれる秋は要注意ですw あきさんも、お体に気をつけておすごしくださいね☆
はじめまして、ランキングからお邪魔しましたイワナと申します。
それは…悲しい思いをされましたね。
私も以前犬を亡くした時に、ほんとに幸せだったのか、なにもしてあげられなかったなあ、とか、1年くらいは引きずりました。
友人に、「愛していれば愛してるほど、後悔してしまうものなんだよ、そんなイワナの元にこれてきっと幸せだったよ」と言ってくれました。
ツマさんもオットさんも、悲しみの深い分だけ愛していたんでしょうね。
きっと伝わってますよ。
何だか偉そうになってしまいました、すみません。
私も最近オオアタマヒメニオイガメを飼い始めまして、犬の時の気持ちを忘れずに、亀に少しでも快適に過ごして貰えるよう、頑張ろうと思いました。
ブログの再開、楽しみにお待ちしております。
イワナさん、こんにちは♪
コメントありがとうございます。
犬ともなると、日常の大半の時間をずっと側ですごされていたのでしょうし、イワナさんの悲しみを思うと、言葉をなくしてしまいます。引きずった時間の長さ=愛情の深さ、だとは思いませんが、今も大切に思われていて、ワンちゃんはしわせだったのだと思いますよ。
わたしもまだまだ「音や夏目はしあわせだったのかな?そもそもペットを飼うってどういうことなんだろう」と、振り返ることが多いですが、今回の経験を糧に、今いるコたちとよりよい関係を築ければと思います。
カメとの生活、楽しんでくださいね!
犬のように愛情表現は豊かではないかもですが、いろんな表情を見せてくれると思います。